高校受験の英語で得点を取るための対策とは?具体的な勉強法を紹介
高校受験の入試で重要な科目の1つである英語。試験対策で苦戦している受験生は少なくありません。本記事では、高校受験の英語で得点を取るための対策を紹介。具体的な勉強法についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
高校受験の英語問題の出題傾向
高校受験の英語は、語句、文法、長文読解、英作文、リスニングなどの問題が出題されます。学校によってはスピーキングテストもおこなわれるため、出題傾向について把握することが必要です。
大まかな高校受験の英語の出題傾向と点数配分を下記にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
【高校受験の英語の出題傾向と点数配分】
単語・英文法 | 点数:10~30点程度 語句の選択問題、文法の選択問題など |
長文読解 | 点数:50点程度 物語や説明文、会話文など |
英作文 | 点数:10点程度 長文読解の小問、会話文などで出題 |
リスニング | 点数15~20点程度 イラストの選択問題や対話文、長文での質問など |
高校受験の英語の勉強方法
高校受験の英語の出題傾向は把握したものの、どのように勉強すればよいのか分からない方もいることでしょう。ここからは、高校受験の英語の勉強方法について紹介します。
英単語の暗記
高校受験の英語で得点を取るためには、基礎となる英単語を暗記することが大切です。多くの語彙や熟語などを暗記することで、英文法や長文読解などでもスムーズに問題が解きやすくなります。
スムーズに英単語を覚えたい場合は、英文章と一緒に覚えるのがおすすめです。教科書や単語帳などに記載されている例文と一緒に覚えることで、意味や派生語などが覚えやすくなります。また単語によっては特定の英文法と一緒に使われることもあるので、文章のパターンを理解すれば複数の意味を持つ単語でもスムーズに翻訳することが可能です。例文を通して、単語の意味を理解しましょう。
英文法の理解
高校受験の英語では、英文法を理解することも必要です。英文法が理解できていないと、長文読解の問題を解く際にも苦労しやすくなります。
英文法の勉強方法のコツは、文法の構造を理解した上で暗記するのがポイントです。不定詞や関係代名詞などの構造を理解することで、基礎問題のみならず応用問題でもスムーズに解きやすくなります。
より文法をマスターしたい場合は、声に出して読んだり、英作文を書いてみたりするのがおすすめ。読んだり、書いたりすることで正確に英文法が理解しやすくなります。
長文読解
長文読解は、高校受験の英語対策の中で重要な部分です。高得点を取る部分でもあるため、しっかり英語が読めるように準備する必要があります。
長文読解のおすすめの勉強方法は、教科書や参考書などのいずれかの1冊を丸ごと選び、理解できるようになるまで学習すること。複数の参考書を使って勉強する方もいますが、読めていない状態で複数の英文章を読みこなしても英語力は身に付きにくいです。
それよりも1冊丸ごと読めるようになるまで繰り返し学習することで、長文読解の内容が理解しやすくなります。もし自力で学習するのが難しい場合は、学習塾の先生から指導を受けてみるのもおすすめです。
英作文
高校によっては、英作文が出題されることがあります。英作文のポイントは、文法の理解と単語の暗記、よく使う表現の暗記の3つ。これらの3つのポイントをマスターすれば、ライティングスキルが身に付きやすくなります。
さらに、なるべく簡単な英語で英文章が書けるようになることもポイント。高得点を取ろうと難しい表現で文章を書く人もいますが、英語表現が浮かばず苦労しやすくなります。知っているフレーズや単語でもしっかりとした英文章が作れれば得点を取ることは可能です。
リスニング対策
リスニングのおすすめの学習方法は、1度取り組んだ問題を繰り返し聞いたり解いたりすること。よりリスニング力を鍛えたい場合は、音声に習って音読をするシャドーイングもおすすめです。
また、先に問題文を読み全体の流れを把握しておくと、どの選択肢を選ぶべきなのか判断しやすくなります。
スピーキング対策
スピーキングの対策は、テキストでの練習はもちろんのこと「スタディサプリENGLISH」といったアプリでも練習できます。
もし自力で対策をするのが難しい場合は、学校や学習塾などで講師から指導を受けてみるのが望ましいでしょう。
高校受験の英語で得点を取るためにポイント
高校受験の英語は、志望校の合否の鍵を握る科目の1つといえます。少しでも点数を取るためには、工夫を凝らした勉強の仕方が重要です。高校受験の英語で得点を取るためには、どのようなポイントを押さえるべきなのか紹介します。
基礎から固める
高校受験の英語で点数を取るためには、基礎固めは欠かせません。いきなり過去問や問題集から解いたとしても、基礎が固まっていない限りは問題を解くのは難しいです。まずは基礎的な英文法や単語、語彙などを暗記し、徐々に長文読解の問題を解きましょう。
問題集は1~2冊に絞る
試験対策のために何冊も問題集を購入するのはおすすめできません。何冊も購入してしまうと、やり切るのに時間がかかってしまったり、苦手な問題をスルーしてしまったりというようなことが起こりやすくなります。
長文読解の部分でも解説した通り、英語力を身に着けるためには1冊丸ごと攻略するのがおすすめです。1冊を中心に徹底的にやり込むことで、英語の基礎力や応用力が身に付きやすくなります。
繰り返し学習する
高校受験の英語対策を徹底するためには、同じ問題集やテキストを繰り返し学習することが大切。1回解いただけでは記憶に残りにくく、後々忘れてしまう場合があります。たとえ正答率が高かったとしても、2回3回繰り返し学習し1冊丸々マスターしましょう。
過去問を解く
志望校の合格を勝ち取るためには、過去問を解くことも大切です。過去問に取り組むことで、志望校の出題傾向をつかみやすくなります。問題に慣れれば、本番でもスムーズに解けるでしょう。
過去問は、3〜5年分のものを取り組むのがおすすめです。過去問を通して問題に慣れ、本番で実力が発揮できるようにしましょう。
高校受験の本番前に英語をマスターしよう
本記事では、高校受験の英語で得点を取るためのポイントを解説しました。高校受験の英語で得点を取るためには、基礎を固めた上でテキストを通して英語力を身に着けることが大切。
もし自力で英語対策をするのが難しい場合は、学校の先生や塾の講師から指導を受けてみるのもおすすめです。英語対策を徹底し、志望校合格を勝ち取りましょう。