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勉強モチベーションが上がる方法とは?やる気が出ない時の対処と習慣化のコツ

2026.01.31 更新日: 2025年12月25日

勉強しなきゃいけないのに、どうしてもやる気が出ない。少し頑張っても、気づけば三日坊主で終わってしまう。そんな状態が続くことは、決して珍しくありません。勉強のモチベーションが続かないのは意志が弱いからではなく、多くの場合、やる気に頼りすぎてしまっていることが原因です。本記事では、モチベーションが下がる原因と、やる気が出ないときの対処法、長期戦でも続けやすい習慣化のコツを解説します。

そもそも「勉強のモチベーション」とは?

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勉強のモチベーションとは、「勉強しよう」と行動を起こし、それを続けるための原動力のことです。気合や根性のように思われがちですが、実際には感情、環境、考え方など、いくつかの要素が組み合わさって生まれています。

 

やる気がある日は自然と机に向かえるのに、気分が乗らない日は何も手につかない。そんな波が生まれるのも、モチベーションが「気持ちだけの問題」ではないからです。仕組みを知れば、やる気が出ない日でも行動に移しやすくなります。

 

まずは、勉強モチベーションがどのように生まれ、なぜ下がってしまうのかを整理していきましょう。

外からのやる気と自分の中から出るやる気

勉強のやる気には、大きく分けて2つのタイプがあります。「テストでいい点を取ったらご褒美がある」「怒られたくないから勉強する」といった、外からもらうやる気です。これは行動を始めやすい反面、きっかけがなくなると続きにくいことがあります。

 

一方で、「できるようになるのがうれしい」「少し分かってきた気がする」と感じる、自分の中から出てくるやる気です。このタイプのやる気は、時間がかかっても長く続きやすいのが特徴。

 

最初は外からのやる気でもOKです。少しずつ「自分のための勉強」に変えていくことが、続けるポイントになります。

勉強のやる気が続く人に共通していること

勉強を続けている人は、特別に意志が強いわけではありません。多くの場合、やる気がなくても勉強を始められる工夫をしています。

 

たとえば、「家に帰ったら10分だけ机に向かう」「夜ごはんのあとに英単語を見る」など、やることをあらかじめ決めています。そのため、気分に左右されにくく、自然と勉強を始めやすくなるでしょう。

 

完璧を目指さず、「今日はこれだけでOK」と考えているのも共通点です。やる気が続く人ほど、気合よりも続けやすさを大切にしています。

まずは原因チェック!勉強モチベーションが上がらない5つの理由

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「やる気が出ない」と感じるとき、つい自分を責めてしまいがちですが、原因は1つとは限りません。勉強のモチベーションは、気持ちだけでなく、目標、環境、体調、考え方など、さまざまな要素の影響を受けています。

 

まずは、今の自分に当てはまるものがないか、チェックしてみましょう。

勉強のモチベーションが下がる原因チェックリスト

  • 何のために勉強しているのか、よく分からなくなっている
  • 頑張っているのに、成績や結果がなかなか出ない
  • 睡眠不足や疲れが続いている
  • スマホやゲームなど、気が散るものが近くにある
  • 親や先生に言われて、仕方なく勉強している

チェックがついた人はここから少しずつ整えていこう

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いくつか当てはまったとしても、心配しすぎる必要はありません。多くの人が経験する、ごく自然な状態です。

 

ここからは、それぞれの原因に合わせた具体的な対処法を紹介していきます。「全部直さなきゃ」と思わず、1つだけ気になるところから試してみてください。

原因1|目的や目標があいまいになっている

何のために勉強しているのか分からなくなると、机に向かうのがつらくなりやすいものです。「とりあえずやらなきゃ」と思って勉強していると、勉強が作業のように感じてしまい、やる気が続きにくくなります。

 

また、「志望校に合格する」といった大きな目標だけだと、ゴールが遠く感じてしまうことも。その結果、「本当に意味があるのかな」と不安になり、手が止まってしまうことがあります。

 

そんなときは、今日やること、今週やることなど、目の前の小さな目標を決めてみましょう。「英単語を10個覚える」など、達成しやすい目標にすることで、行動しやすくなります。

原因2|成果が感じられず不安になっている

一生懸命勉強しているのに、テストの点が上がらなかったり、模試の結果が変わらなかったりすると、「意味がないのかも」と感じてしまうことがあります。このような時期は、どれだけ頑張っても手応えを感じにくく、モチベーションが下がりやすくなるでしょう。

 

ただし、勉強の成果はすぐに数字として表れるとは限りません。実力が伸びる前には、結果が見えにくい期間があることも多いのです。

 

「今日は何ページ進んだ」「昨日より理解できた問題がある」など、点数以外の成長にも目を向けてみましょう。小さな変化に気づくことが、次のやる気につながります。

原因3|心や体が疲れている

寝不足が続いていたり、学校や人間関係でストレスを感じていたりすると、勉強に向かう気力が出にくくなります。集中できないのは、やる気の問題ではなく、疲れのサインであることも少なくありません。

 

無理に机に向かっても、頭に入らず、かえって「できない自分」を感じてしまうことも。そんな状態では、勉強への苦手意識が強くなってしまいます。

 

まずはしっかり睡眠をとる、少し体を動かすなど、心と体を休ませることも大切です。元気が戻ると、自然と勉強に向かいやすくなります。

原因4|勉強に集中しにくい環境になっている

スマホやゲーム、マンガなどが近くにあると、どうしても気が散りやすくなります。「少しだけ見るつもり」が長くなり、勉強に戻れなくなることも少なくありません。

 

これは意志が弱いからではなく、誘惑が多い環境にいることが原因です。人は、目に入るものや音に影響を受けやすいものです。

 

勉強中はスマホを別の部屋に置く、机の上を片づけるなど、環境を少し整えてみましょう。集中しやすい状態を作ることで、勉強を始めるハードルが下がります。

原因5|「やらされている」と感じている

親や先生に言われて勉強していると、「やらなきゃいけないこと」になりやすく、やる気が出にくくなります。自分で決めていない勉強は、どうしても気持ちが入りにくいものです。

 

この状態が続くと、勉強そのものがイヤになってしまうこともあります。頑張っているのに楽しくない、と感じる人も少なくありません。

 

そんなときは、勉強する内容や時間を自分で決める部分を作ってみましょう。小さなことでも選択できると、「自分の勉強」という感覚が生まれ、続けやすくなります。

【即効性】今日からできる!勉強モチベーションの上げ方5選

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「原因は分かったけど、今すぐやる気がほしい」そんな日もあるでしょう。勉強のモチベーションは、考えすぎるほど下がってしまうこともあります。

 

ここからは気合に頼らず、今すぐ試せる対処法を紹介。全部やる必要はありません。「これならできそう」と思うものを、1つだけ選んで試してみてください。

1. とりあえず5分だけ始めてみる

やる気が出ないときは、「ちゃんとやろう」と思うほど、机に向かうのが重くなりがちです。そんなときは、5分だけでいいと決めて、勉強を始めてみましょう。

 

人は、行動を始めてからやる気が出てくることがあります。これを「作業興奮」といい、少し動き出すことで、自然と集中しやすくなるのが特徴です。

 

5分たったら、やめてもOKです。「英単語を3つ見る」「1問だけ解く」など、内容も小さくて構いません。まずは始めることを目標にすると、勉強へのハードルがぐっと下がります。

2. 勉強場所を変えて気分を切り替える

同じ場所で勉強していると、気づかないうちに集中しにくくなっていることがあります。そんなときは、勉強する場所を少し変えるだけでも、気分が切り替わりやすくなります。

 

たとえば、自分の部屋からリビングに移動する、図書館や自習室を使うなど、小さな変化で十分。場所が変わると、周りの雰囲気に引っ張られて「とりあえずやろう」という気持ちが生まれやすくなります。

 

「集中できない=やる気がない」と決めつけず、環境の力を借りてみましょう。勉強を始めるきっかけ作りとして、とても効果的な方法です。

3. 好きな科目/得意な科目から始める

やる気が出ないときに、いきなり苦手な科目に取り組むと、気持ちがさらに重くなってしまいます。そんなときは、好きな科目や得意な分野から始めてOK。

 

「分かる」「解ける」という感覚は、小さくても自信につながります。その勢いがあると、あとから苦手な科目にも取り組みやすくなります。

 

ウォーミングアップのように、最初は気楽に始めることが大切です。勉強のスタートを軽くするだけで、続けやすさは大きく変わります。

4. タイマーを使って時間を区切る

やる気が出ないときは、「いつまで勉強するのか分からない」ことが負担になる場合があります。そんなときは、タイマーで時間を区切るのがおすすめです。

 

たとえば「25分勉強して5分休憩する」と決めると、「あと少しだけ頑張ろう」と思いやすくなります。終わりが見えていると、集中もしやすくなるでしょう。

 

スマホのタイマーやキッチンタイマーで十分です。長時間やろうとせず、まずは短い時間から試してみてください。

5. 小さなご褒美を用意する

勉強を続けるには、「やったらいいことがある」という楽しみも大切です。そこで、小さなご褒美を用意してみましょう。

 

「ここまで終わったらお菓子を食べる」「1時間頑張ったら動画を1本見る」など、内容は何でも構いません。ポイントは、無理のないご褒美にすることです。

 

できなかったときに自分を責める必要はありません。できたときに「よくやった」と認めてあげることで、次のやる気につながります。

【長期維持】勉強モチベーションを続けるための習慣化のコツ4選

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即効性のある方法で勉強を始められても、それだけでは長く続かないこともあります。大切なのは、「やる気がある日」だけでなく、やる気がない日でも自然に勉強できる状態を作ることです。

 

習慣化と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、特別なことをする必要はありません。少しの工夫で、勉強は「頑張るもの」から「当たり前にやるもの」に変えていけるでしょう。

 

ここでは、受験や資格勉強のような長期戦でも折れにくい、勉強を続けるための考え方とコツを紹介します。

1. 毎日やる時間やタイミングを決める

勉強を続けるために大切なのは、「やる気が出たらやる」ではなく、やるタイミングを決めておくことです。毎日同じ流れで勉強することで、迷う時間が減り、自然と机に向かいやすくなります。

 

たとえば、「学校から帰ったら10分だけ」「夜ごはんのあとに英単語を見る」など、生活の中に勉強を組み込んでみましょう。短時間でも、同じ時間、同じタイミングで続けることがポイントです。

 

最初から完璧を目指す必要はありません。「毎日少しでも触れる」ことを意識するだけで、勉強は習慣になりやすくなります。

 

2. 勉強のハードルをできるだけ低くする

勉強が続かない原因の1つは、「ちゃんとやらなきゃ」と思いすぎてしまうことです。最初から長時間や完璧を目指すと、始める前に気持ちが重くなってしまいます。

 

習慣にするためには、失敗しようがないくらいハードルを下げることが大切。「参考書を開くだけ」「1問だけ解く」など、これならできそうと思えるレベルでOKです。

 

できたかどうかよりも、「触れたかどうか」を大切にしてみましょう。小さな行動でも毎日続けることで、勉強は少しずつ当たり前のものになっていきます。

3. できたことを記録して振り返る

勉強を続けるためには、「自分はちゃんと進んでいる」と実感することが大切。そこでおすすめなのが、できたことを記録することです。

 

「今日は英単語を10個見た」「問題を1ページ進めた」など、内容は小さくて構いません。ノートやカレンダーに書いたり、チェックをつけたりするだけでも十分です。

 

できたことが目に見えると、「これだけやれた」という自信につながります。その積み重ねが、「明日も少しやろう」という気持ちを支えてくれます。

4. あらかじめ休む日を作っておく

毎日全力で勉強を続けるのは、思っている以上に大変です。無理を続けると、疲れがたまり、やる気が一気に下がってしまうこともあります。

 

そこで、最初から休む日や軽めの日を決めておくのがおすすめです。「週に1日は休む」「疲れている日は10分だけにする」など、余白を作っておきましょう。

 

休むことはサボりではありません。長く続けるために必要な、大切な準備の1つです。

【リセット編】どうしても勉強のモチベーションが上がらない日の対処法3選

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どんなに工夫していても、「今日は本当に無理……」と感じる日もあるでしょう。そんな日は、無理に机に向かおうとすると、勉強そのものが嫌になってしまうこともあります。

 

大切なのは、「できない日があっても大丈夫」と知っておくことです。ここでは、気持ちや頭を一度リセットして、また勉強に戻りやすくするための方法を紹介します。

1. 少し体を動かして気分を切り替える

ずっと座っていると、頭も気持ちも重くなりがちです。そんなときは、少し体を動かすだけでも気分が変わります。

 

5分ほど散歩をする、軽くストレッチをするなど、激しい運動でなくて構いません。体を動かすことで、頭がすっきりして「少しやってみようかな」と思えることもあります。

2. 短い仮眠や休憩をとる

眠いまま勉強しても、内容はなかなか頭に入りません。集中できないときは、15分ほどの短い休憩や仮眠をとるのも1つの方法です。

 

タイマーをセットして休むことで、だらだら休みすぎるのを防げます。しっかり休むと、その後の勉強が意外と進むこともあるでしょう。

 

3. 「今日はここまで」で切り上げる

どうしても気持ちが乗らない日は、「今日はこれだけやったらOK」と決めて終わるのも大切です。無理に続けるよりも、少しでも触れた自分を認めることが、次につながります。

 

勉強は1日で決まるものではありません。また明日、少しだけ前に進めば大丈夫です。

勉強モチベーションは「続けやすさ」で作れる!

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勉強のモチベーションが続かないのは、意志が弱いからではありません。多くの場合、やる気に頼りすぎてしまっていることが原因です。

 

勉強は、短い時間でも触れ続けることで、少しずつ習慣になっていきます。完璧を目指さず、5分だけ始める、できたことを振り返るなど、小さな行動を積み重ねていきましょう。

 

思うように進まない日があっても、また次の日に少し前へ進めば十分です。